去る9/22(火)、23(水)、茨城県常総市(水海道)で災害ボランティアに参加致しました。
災害ボランティアは3.11東日本大震災以来の参加、水害の被災地に入ったのは初めてでした。
ボランティアセンター運営の皆様や被災者の方が快く受け入れてくださいました。
自分の備忘録として、また、もし今後参加する方が参考になればということで、ここに記録しておこうと思います。


装備と持参品は

長袖Tシャツ、登山用レインスーツのズボン、リュックサック(中身は主に着替えと昼食)、ウエストポーチ、長靴、ゴム手袋、防塵マスク、タオル3枚ほど、ミネラルウォーター、昼食

反省点としては帽子を忘れたこと……。
もし用意できれば全身用ウエットティッシュがあると便利。1日目にボランティアセンターから頂いたのですが、服の泥汚れを落とせてありがたかったので。

ほとんどボランティアのために物を購入するという余裕がなかった為 最低限の持ち物で行きましたが、ボランティアセンターでお借りできたり、ほかの方が持ってきてくださったりしたので、問題なく作業できました。
可能ならばデッキブラシやバケツ、スコップ、箒等も持参した方がよいのかもしれませんが、作業内容は行ってみなければわからないので、自家用車で行かない限り難しいと思います。
(3.11の時は初日がれき処理担当だったのに、2日目以降避難所運営担当になり、持参したものがひたすら邪魔になった記憶が。)


どんな流れだったかというと

※守谷駅前での受け入れは23日(水)で終了。他の内容も参加した日時点の内容。

8:45ごろ、TX守谷駅着(7:00から9:00まで受付ていた)。
守谷駅前で受付票の記入とボランティア保険への加入。
その後バス(茨城交通だった)で水海道のサテライトへ移動。
サテライトでグループ分け、男女比をみて派遣先の割り当て、物品を借りる、派遣先まで徒歩移動。
22日(火)は倉庫の片付け。
水に浸かったダンボール箱から商品を出して倉庫から出せるようにする。
23日(水)は家の片付け。
ほとんどの物を処分されるということで、袋に分別して入れる。その後、家に水を流したり拭き掃除したりする。
活動は16:00まで。
その後サテライトに戻り、物品の洗浄と返却、活動報告、ボランティアセンター本部で靴や手の洗浄、守谷駅までバス移動。


作業方法・内容で感じたこととしては

拭き掃除の効率を上げるには雑巾が多数必要。同じ雑巾で拭いても泥を伸ばしているような感じになっちゃう。
臭いがキツいところもある。可能なら防臭の機能もあるマスクの方がいいかも。
事前に当該地域の普段のゴミ収集区分を知っていると楽。プラスチックは燃やさない地域だとか。
ボランティアセンターからも言われたことだけど、「言われたこと以外でも“やらなくていいのかな?”と思ったことがあれば依頼者に“やりましょうか?”と尋ねる」 依頼者が遠慮されてること、結構あるので。


ボランティアを通して感じたのは

片付けにはものすごく時間がかかると言うこと。人がたくさんいないとできないけど、いればいるほど早く終わるというものではない。(家の人の事情・体力もありますから……。)
水が流れ込んで溜まるところ、乾かないところは家の中に結構ある。勝手に乾くところばかりじゃない。
街じゅうの壁や塀の私の目線くらいのところに茶色い横線が入っていました。ここまで水が来たら、家の物がダメになってしまうのはしょうがないのかなと思ってしまいます。
地元の方に「自分はボランティアなんてしたこともなく、してもらうばかりで、ボランティアのみなさんに申し訳ない」と仰る方がいました。お気持ちはよくわかります。遠慮なくボランティアを使って早く片付けを終わらせて落ち着いた生活に戻って頂くことができれば、と思います。
ボランティアの派遣を受けている人や、ボランティアに行けない人が引け目を感じるようなことはおかしいし、それぞれの人ができることをやっていくというのが、疲弊を最小限に長期にわたる復旧復興を実現するために必要だと思います。

被災された方、被災地域を心配&応援しております。
私も、引き続き、できる限りのことをできればと思います。